東京パラリンピック 安全な競技環境の確保 最大の課題に

新型コロナウイルスの影響で延期された東京パラリンピックはことし8月に開幕する予定です。パラリンピックには障害によって感染すると重症化のリスクが高い選手も出場することから、独自の感染対策による競技環境の確保が最大の課題となります。

東京パラリンピックはオリンピック閉幕の16日後の8月24日から13日間の日程で開かれ、史上最多となるおよそ4400人が参加して22競技・539種目が行われる予定です。

パラリンピックには障害のために呼吸機能が弱く、重症化のリスクが高い選手も出場するほか、観客も障害がある人が多く、介助者がいる場合は「密」が生じやすいなど特有の課題が指摘されています。

このため、各競技の国際団体とIPC=国際パラリンピック委員会は選手どうしの距離のとり方や飛まつ対策、道具の消毒などについて障害や競技の特性を踏まえて独自の感染対策の検討を進めています。

また、世界的な感染状況の悪化によってパラ競技の国際大会も中止が続いていて、メダルを目指す選手の強化や代表選考にも影響が出ています。

代表選考は今後、大会を再開できれば本格化する予定で、感染対策はことし4月以降に再開するテスト大会などを通じて検証が進められる見通しです。

大会の開催に向け選手の強化や選考とともに、選手や観客を感染から守る対策の実行で安全な競技環境を確保できるかが最大の課題となっています。