新型コロナ 元日に診察の診療所 「高熱がなくて感染も」 広島

新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを受けて、広島市の診療所では、元日も診察を行っています。

広島県内では例年、年始は多くの医療機関が休みとなっていますが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから、救急病院に加えて、地域の診療所などが体制を組んで診療にあたっています。

このうち、広島市の三上内科医院では、元日も午前9時から医師や看護師ら6人で患者の診察を行っています。

診療所では、防護服を着てフェイスシールドをつけた医師や看護師らが、診療前に廊下にいすを並べたり、発熱した患者からの電話に応対したりしていました。

この診療所では、感染拡大を防ぐために、先月上旬から院内に専用の個室を設けて、発熱した患者に対応しているということです。

三上内科医院の三上裕一郎院長は「ことしはインフルエンザは流行していないが、新型コロナウイルスの影響で現場に緊張感が漂っている。最近は高い熱やせきがなくても感染している場合もあり、少しでも体調に異変を感じたら病院に行ったほうがよい」と話していました。