保健所は新型コロナウイルスで年末年始も対応追われる

新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、名古屋市内の保健所では年末年始も医師や保健師が出勤して、PCR検査や電話対応にあたっています。

名古屋市内の保健所は例年、年末年始は休みになりますが、ことしは新型コロナウイルスの感染者への対応などのため、職員が出勤を続けています。

このうち「中保健センター」では、10人以上の医師や保健師などが自宅などで療養している人に電話をかけて病状や体調に変化がないかや、濃厚接触者の有無などを確認していました。また、保健センターが開設している検査所では防護服などを身につけた医師がPCR検査を行っていて、30日は20人余りが検査を受ける予定だということです。

中保健センター保健予防課の日高橘子課長は「きのうから多くの医療機関や民間の検査機関が休みに入り、どこで検査を受けてもらうか調整に手間がかかっている。年末年始も毎日、職員の態勢を組んでいるが厳しさが増しているので、引き続き『ステイホーム』で感染予防をお願いしたい」と話していました。