【コロナ変異ウイルスとは】どんな変異? 感染力は? 広がりは?

変異ウイルスには、具体的にどんな変異があるのか?
イギリス政府や保健当局の発表、ECDC=ヨーロッパ疾病予防管理センターの資料などをもとにまとめました。

Q.どんな変異なのか?

保健当局によると、この変異株の遺伝情報には合わせて23か所の変異があることが確認されています。

遺伝情報が変わると、それをもとに作られるたんぱく質の一部が変わることがあり、たんぱく質の一部が変わると、それが担っていた機能も変わることがあります。

特に注目されているのがウイルスの表面に「くぎ」のように数多く突き出ている「スパイクたんぱく質」と呼ばれる部分で確認されたいくつかの変異です。

「スパイクたんぱく質」はウイルスがヒトの細胞に入り込む際に重要な働きをすることがわかっていて、保健当局は、この部分の変化は、ヒトにより感染しやすくなったり、ヒトからヒトに広がりやすくなったりすることにつながる場合もあるとしています。

Q.感染力は?

イギリス政府は、変異株は従来のウイルスに比べて感染力が70%強いとみられ、1人の感染者から何人に感染が広がるかを示す「実効再生産数」を0.4、またはそれ以上上昇させる可能性があるとして、詳しく調べています。

一方、イギリスの保健当局は、北半球で冬に流行するインフルエンザウイルスが毎年変異するように、ウイルスが変異するのは珍しいことではないとしています。

Q.今後の広がりは?

各国政府などの発表によりますと、イギリスで確認されたこの変異株は、日本以外では28日の時点で少なくとも21の国と地域で確認されています。

ECDCは「EUのほとんどの国では、ゲノム解析が行われることがイギリスよりも少ないため、この新規変異株がすでにEU内で流行している可能性は否定できない」としています。