サービス付き高齢者住宅でクラスター33人コロナ感染

さいたま市内のサービス付き高齢者向け住宅で、25日までに入居者と従業員の合わせて33人が新型コロナウイルスに感染していることが明らかになり、市は感染者の集団=クラスターが発生したとして感染経路を調べています。

さいたま市によりますとクラスターが発生したのは、さいたま市桜区のサービス付き高齢者向け住宅「エクラシア与野」です。

この施設では、12月22日に入居者と従業員それぞれ1人の感染が確認されたあと、陽性が相次いだということです。

25日新たに28人の感染確認が発表され、これで33人となりました。

市はさらに感染が拡大しないか注視するとともに、感染経路を調べています。

25日はクラスターが起きている施設での新たな感染が相次ぎ、このうち県によりますと、戸田市の戸田中央総合病院では、医療従事者と入院患者合わせて21人の感染が確認され、これで76人になりました。

越谷市によりますと、市内の特別養護老人ホーム「キャンベルホーム」で、入所していた女性3人の感染が新たに確認されたということで、合わせて32人となりました。
川越市によりますと、市内にある認知症の高齢者のグループホームで新たに入所者と職員の合わせて3人の感染が確認され、これで12人となりました。

この施設では感染した12人のうち1人が死亡しています。

クラスターが起きている施設での新たな感染を含め、埼玉県内では25日、298人の感染が確認されたと発表され、1日の感染者数としては、24日の251人を上回り、3日連続で過去最多を更新しました。

内訳は、▽埼玉県の発表が192人、▽さいたま市が64人、▽川口市が21人、▽越谷市が16人、▽川越市が5人となっています。

これで県内で感染が発表されたのは、合わせて1万2761人になりました。

また越谷市は、新型コロナウイルスに感染し県内の医療機関に入院していた高齢者の女性1人が死亡したと発表し、これで県内で感染が確認され死亡したのは193人となりました。