座間9人殺害事件 白石隆浩被告 控訴を取り下げ 死刑確定へ

神奈川県座間市で男女9人を殺害したなどとして東京地方裁判所立川支部で死刑判決を言い渡された白石隆浩被告が、弁護士が行った控訴を23日までに取り下げました。これで白石被告の死刑が確定する見通しとなりました。

3年前、神奈川県座間市のアパートで男女9人の遺体が見つかった事件では、白石隆浩被告(30)が強盗殺人などの罪に問われ、東京地裁立川支部は今月15日「SNSの利用が当たり前となっている社会に大きな衝撃や不安感を与えた、犯罪史上まれに見る悪質な犯行だ」と指摘し、検察の求刑どおり死刑を言い渡しました。

被告の弁護士は、判決を不服として今月18日に東京高等裁判所に控訴していましたが、裁判所によりますと、23日までに白石被告本人が控訴を取り下げたということです。

これで白石被告の死刑が確定する見通しとなりました。

被害者父親「娘を亡くした苦しみは続く」

白石隆浩被告の死刑が確定する見通しになったことについて、殺害された福島市の当時17歳の高校3年の女子生徒の父親は「簡単に死刑にせず、自分のやったことと向き合うためにも生きていてほしいという気持ちだった。被告本人が控訴する意思がないと聞いていたが、そのとおりの結果になってしまった。死刑になったからといって娘に報告して気持ちが安らぐというようなことはなく、娘を亡くした苦しみは自分が死ぬまで続いていくと思う」と話していました。