菅首相「年末年始 新型コロナ感染拡大食い止める」

新型コロナウイルス対策をめぐり菅総理大臣は、東京都内で講演し、年末年始に国民の協力を得ながら集中的な取り組みを進め、感染拡大を食い止めたいという考えを強調しました。

この中で、菅総理大臣は、新型コロナウイルス対策をめぐり政府の分科会からの提言を受けて、飲食店などへの営業時間の短縮要請などを行っていることを説明しました。

そのうえで「Go Toトラベル」を全国一斉に一時停止することについて「全国の感染者数が、3000人を超える中で、より踏み込んだ対策を決定した。年末年始に集中的な対応とるべきと考え、いったん停止することにした」と述べました。

そして「年末年始は、医療機関も体制を縮小せざるをえない時期だ。静かな年末年始を過ごしていただくという形で、国民の協力を得ながら、なんとか感染拡大を食い止めるという決意で対策を進める」と述べました。

また、国内でのワクチン接種に向けた準備状況について、菅総理大臣は「ワクチンの中には、輸送や保管にマイナス70度で対応する必要があるものもある。官邸にチームを立ち上げ、関係省庁をあげて対策を講じているところだ」と述べました。