コロナ禍 住まい失った人にホテルの部屋を無償提供 東京都

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で仕事がなくなるなどして住まいを失った人に対し、東京都は年末年始にビジネスホテルの部屋を、無償で提供する取り組みを始めました。

都がビジネスホテルの部屋を無償で提供するのは、21日から来月19日までの間で、区や市の福祉事務所や自立相談支援機関の窓口とも連携して、仕事がなくなるなどして住まいを失った人に対して、宿泊先を紹介します。

このうち新宿・歌舞伎町にある都の相談窓口には、21日午前中から行き場のない人たちからの電話が相次いでいました。

都は緊急事態宣言が出された時期にも、ビジネスホテルを提供する取り組みを行い、4月から6月までの間に、延べ1250人ほどが利用したということです。

東京都地域福祉課の畑中和夫課長は「コロナ禍の年末年始で、日払いや飲食業の仕事などがいつも以上に減り、不安な思いをする方が多いと思います。ぜひ遠慮なく相談してください」と話していました。

都は年末の今月29日、30日、それに年始の来月2日にも臨時で窓口を開くほか、電話でも相談を受け付けています。

電話番号はフリーダイヤルの0120-874-225、女性専用の番号は、0120-874-505です。