コロナ対応 医療物資など安定供給で業界に協力継続要請 経産相

新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、梶山経済産業大臣が医療物資や衛生用品をつくる企業や業界団体に対して安定供給への協力を呼びかけました。

経済産業省には、マスクや消毒液、人工呼吸器やガウンといった医療物資や衛生用品を製造する企業や団体の代表9人が集まりました。

いずれも新型コロナウイルスの感染が広がったことしの春先から政府の要請を受けてひっ迫していた物資の増産などに取り組んできました。

21日は、梶山経済産業大臣が企業や団体に表彰状を手渡すとともに「感染拡大は高止まりの傾向が続いている。予防、治療に必要となる体温計、ワクチン、抗原検査キットなどを円滑に供給するため、引き続き協力をお願いする」と述べ、安定供給への協力を呼びかけました。

消毒液などを製造する花王の澤田道隆社長は「これからも感染の波が来ると思うが手洗いと消毒に寄与できるよう業界を挙げて頑張りたい」と話していました。

医療用手袋をてがけるショーワグローブの近藤修司社長は「医療現場には品不足で苦労をかけているが迅速に対応できるよう国産化を目指して頑張っているところだ」と話していました。