WHO 中国に調査チーム 1月第1週に派遣 コロナ発生源など調査へ

WHO=世界保健機関は、新型コロナウイルスの発生源などについて調べるため、調査チームを来月第1週に中国に派遣することを明らかにしました。

武漢で調査

WHOで危機対応を統括するライアン氏は18日、スイスのジュネーブで開いた定例の記者会見で「出発日は今も調整しているが、1月第1週を想定している」と述べました。

調査チームはまず北京を訪れたあと、ウイルスの感染が最初に確認された湖北省武漢で調査にあたるということです。

WHOはことし7月に調査チームの先遣隊として職員2人を北京に派遣しましたが、その後現地調査が実現せず、各国から中国が十分に協力していないのではないかという見方が出ていました。
来月調査チームとともに中国で調査にあたるWHOの専門家、ピーター・ベンエンバレク氏は今月2日、NHKとのインタビューで、新型コロナウイルスは7年前、雲南省で見つかったウイルスに酷似していることから、論理的には中国で発生したと考えるのが妥当だという考えを示していて、現地での調査でウイルスの発生源や感染経路についてどこまで解明が進むのかが焦点です。