“時短要請の対象拡大など検討を” 経済再生相 全国知事会長に

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、西村経済再生担当大臣は、全国知事会の飯泉会長とテレビ会議を行い、感染が拡大や高止まりしている地域では、飲食店などへの営業時間の短縮を要請する対象範囲の拡大や、閉店時間の前倒しを検討するよう要請しました。

この中で、西村経済再生担当大臣は、現在の感染状況について「都市部を中心に高止まりや増加傾向が見られ、地方にも感染の拡大が見られる。医療提供体制や保健所への負荷も含め、強い危機感を持って対応してきている」と述べました。

そのうえで、年末年始は集中的な対策を講じる効果的なタイミングになると指摘し、感染拡大地域からの帰省を慎重に検討することや、忘年会や新年会は、ふだん一緒にいる人と少人数で行うこと、イルミネーションやイベントは感染対策を最優先に慎重に検討することを呼びかけるよう求めました。

また、西村大臣は「感染が拡大や高止まりしている地域では、飲食店などへの営業時間の短縮要請の対象エリアの拡大や、時間の前倒しなどを検討してもらいたい。街を見回って声かけをするなど、実効性を確保する取り組みも推進してほしい」と要請しました。

これに対し飯泉会長は「年末年始は非常に大きな勝負時だと考えている」と応じ、あさって全国知事会の緊急対策本部を開き、対応を検討する考えを示しました。