JR東海 年末年始の新幹線指定席予約 前年比約70%減

新型コロナウイルスの感染拡大で帰省や旅行のキャンセルが相次いでいるため、JR東海は、年末年始の東海道新幹線の指定席の予約が1年前に比べ、およそ70%減っていることを明らかにしました。

JR東海によりますと、今月25日から来月5日までの年末年始の期間で、新幹線の指定席の予約状況は16日の時点で、1年前に比べおよそ70%減っているということです。

新型コロナウイルスの再拡大で帰省を控える動きが出ていたことに加えて、政府が今月14日、Go Toトラベルの事業を、今月28日から来月11日まで全国で一時停止すると発表してから予約のキャンセルが相次いでいるとしています。

一方、今月1日から16日までの新幹線の利用者数は、去年の同じ時期と比べて59%減っています。

このところ利用者数は、10月が54%の減少、11月が50%の減少と、減少率が徐々に縮小してきましたが、今月は4か月ぶりに悪化する見通しだとしています。

17日の記者会見で、JR東海の金子慎社長は「Go Toキャンペーンの一時停止で新幹線や旅行、ホテルなどが大きな影響を受けている。安心して旅行ができるよう感染状況を注視したい」と述べました。