イラン 米に制裁解除など具体的な対応求める 核合意めぐり

イランやヨーロッパ各国など、核合意の関係国が参加する会合が開かれ、合意に復帰する意向を示しているアメリカのバイデン次期大統領についてイランの代表は、「言葉ではなく行動を注視する」と述べ制裁の解除など、具体的な対応を求めました。

イラン核合意をめぐっては、アメリカのトランプ政権が、おととし、一方的に離脱した上制裁を再開させ、これに対してイランでは、ウラン濃縮度の引き上げなど核開発の大幅な強化を政府に求める法律が今月議会で成立するなど、反発が一段と強まっています。

こうした中、16日、イランとフランスやドイツ、ロシアなど核合意の関係国による次官級協議がオンラインで行われました。

イラン外務省によりますとアラグチ次官はこの中で、アメリカの制裁によって核合意で約束された経済的な見返りが得られていない現状に改めて不満を示しました。

その上でアメリカのバイデン次期大統領が核合意に復帰する意向を示していることについて「言葉ではなく行動を注視する」と述べ、経済制裁の解除など具体的な対応を求めました。

イランでは、核合意に批判的な保守強硬派が勢いを増す中、穏健派のロウハニ大統領はアメリカから制裁の解除を引き出し合意を維持したい考えで、バイデン次期大統領の出方に関心が集まっています。