京都市の酒提供の飲食店など 21日から営業時間短縮要請で調整

京都府は、新型コロナウイルスの感染が特に飲食店で増えているとして、京都市内で酒類を提供する飲食店などに対し、来週21日から営業時間の短縮を要請する方向で最終的な調整に入りました。

京都府内では、16日、過去最多となる97人が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、入院患者の病床占有率は15日時点で25%となり、政府の分科会が医療提供体制に大きな支障が出るおそれがあるとしているステージ3の指標に達しています。

京都府は、特に京都市内の飲食店で感染したとみられるケースが増え、医療体制のひっ迫も懸念されるとして、酒類を提供する京都市全域の飲食店などに対し、営業時間の短縮を要請する方向で検討しています。

京都府と京都市の幹部によりますと、期間は政府が「Go Toトラベル」の運用を一時停止するのに先だって来週月曜日の21日から来年1月11日までの22日間とし、営業時間は午後9時までとする方向で最終的な調整を進めているということです。

京都府は対象とする店舗の種類や要請に応じた店舗に対する支援の内容などについて京都市と詰めの協議を進め、17日午後の新型コロナウイルス対策本部会議で正式に決めることにしています。