ハンガリー憲法改正 同性カップルは養子不可に 人権団体が批判

ハンガリーでは、保守的な価値観を掲げるオルバン政権のもとで憲法が改正され、養子を迎えることができるのは原則、婚姻関係のある異性の夫婦だけになり、人権団体は性的マイノリティーの人たちへの攻撃だと批判しています。

ハンガリーでは先月、オルバン政権が提出した憲法の改正案が議会で審議され、15日、賛成多数で可決されました。

改正された憲法では、家族の定義について、「家族は結婚と親子との関係を基にする。母親は女性であり、父親は男性である」と規定しました。

これに関連して、ハンガリーのバルガ法相は「原則として結婚している男性と女性のカップルだけが養子縁組みができるということだ」と主張しています。

ハンガリーでは、同性婚が認められていないため、憲法で家族の定義が改正されたことで、同性のカップルが養子を迎えることが事実上できなくなったとみられています。

これについて国際的な人権団体は声明を出し、「ハンガリー政府によるLGBTQ=性的マイノリティーの人たちに対する攻撃だ」と批判しています。

オルバン政権は、これまでもキリスト教の伝統的な価値観の重視や移民や難民の排除などを掲げて国内の保守層の支持者にアピールする一方で、同性のカップルの権利などは制限してきました。