1都3県 新型コロナ感染拡大防止で大みそか終夜運転中止を要請

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県は、初詣の混雑を避けるため鉄道事業者と国に対し大みそかの終夜運転を中止するよう要請しました。

要請は、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県の知事が、JR東日本や首都圏の私鉄各社、東京メトロなど鉄道事業者合わせて6社と、国土交通省に行いました。

このなかでは「年末年始を迎えるにあたって、多くの人出が予想される場面が増え、感染リスクの高まりが懸念される」としています。

そのうえで「特に初詣は、混雑する日や時間帯を避けるよう都民や県民に呼びかけている」として、大みそかの終夜運転を中止するよう協力を求めています。

東京都の小池知事は記者団に対し「1都3県それぞれの地域で非常に厳しい状況にある。みんなで連携しながら進めていきたい」と述べました。

JR東日本「対応を検討する」

JR東日本は、大みそかの深夜から元日の朝にかけて、山手線や中央線などで終夜運転をおおむね平年通り行うと、すでに発表していました。

東京都から中止の要請があったことを受けて「これから対応を検討する」とコメントしています。