立民 安住氏 首相の5人以上の会食批判「国民の支持離れる」

政府が大人数での会食を控えるよう呼びかける中、菅総理大臣が自民党の二階幹事長らと5人以上で会食したことについて、立憲民主党の安住国会対策委員長は「これでは国民の支持は離れていく」と批判しました。

政府が大人数での会食をできるだけ控えるよう呼びかける中、菅総理大臣は14日、都内のステーキ店で自民党の二階幹事長や林幹事長代理らと5人以上で会食しました。

立憲民主党の安住国会対策委員長は、記者団に対し「菅総理大臣は国会に出てこず記者会見もしない。一方で、国民に自粛を呼びかけている間に自分たちは高級ステーキを食べて盛り上がっている。これでは、この人についていこうとはならず国民の支持は離れていく」と批判しました。

また、安住氏は「医療従事者が本当に疲弊していて申し訳ない気持ちだ。こういう方々に何ができるのか。菅総理大臣が、そろそろ国会に来て伝えるべき事があると思わないのならリーダーではない」と述べました。

自民 佐藤総務会長「襟を正していくことが大切」

自民党の佐藤総務会長は、記者会見で「対策をして会合をやっていただくのは、よいのではないかと思うが、一応、5人という制限を申し上げた以上しっかりと襟を正していくことが大切なのではないか」と述べました。

自民 下村政調会長「会食批判は過剰反応」

自民党の下村政務調査会長は、記者会見で「できるだけ少人数で感染対策をしながら行うということが重要であり、一律に人数では限定できない。飲食関係の方々が営業できなくなることによる経済的なマイナス面もある。菅総理大臣が感染拡大に十分注意しながら会食することを批判するのは少し過剰反応だ」と述べました。

公明 竹内政調会長「誤解招くような行動は配慮必要」

公明党の竹内政務調査会長は記者会見で「感染拡大が心配されている時期なので誤解を招くような行動は、よく考えたうえで配慮することが必要ではないか」と述べました。