官房長官「『勝負の3週間後も』感染拡大防止に全力」

新型コロナウイルス対策をめぐり加藤官房長官は、今週半ばまでの「勝負の3週間」のあとも引き続き専門家の分析も踏まえ、感染拡大防止に全力を挙げる考えを示しました。

加藤官房長官は午前の記者会見で、今週半ばまでを「勝負の3週間」と位置づけて対策を講じてきたことについて「強い危機感を持って対応してきた。これに対する評価は、評価としてしっかりとしていかなければならない」と述べました。

そして年末年始は、
▽営業時間の短縮要請に応じた飲食店などに対する1日当たりの協力金を、自治体と連携して今の2倍にすることや、
▽「Go Toトラベル」を全国一斉に一時停止するなど、最大限の対策を講じると説明しました。

そのうえで「自治体と緊密に連携しながら地域の感染状況に応じた取り組みを支援し、国民には基本的な感染防止対策の徹底をお願いしたい。引き続き専門家などの評価や分析も踏まえ、感染拡大防止に全力で取り組んでいきたい」と述べました。

一方、年末年始の帰省について加藤官房長官は「自粛を一律に要請しているわけではないが、政府が最大限の対応をとっていることも踏まえ、個々の事情があるとは思うが慎重に検討してほしい」と呼びかけました。