Go To 一時停止「進むも地獄 引くも地獄」経済同友会代表幹事

経済同友会の櫻田代表幹事は15日の会見で、政府が「Go Toトラベル」の全国一斉の一時停止を決めたことについて、感染の広がりを考えると妥当な判断だと思うとしたうえで、この時期の判断となったことについては「進むも地獄、引くも地獄」で、極めて難しい判断だったのではないかとの考えを示しました。

この中で櫻田代表幹事は、分科会の提言などを踏まえ、政府が「Go Toトラベル」を12月28日から来年1月11日までの間、全国一斉に停止すると決めたことについて「感染拡大の防止と経済の維持の両にらみという姿勢は捨ててはいけないが、昨今の感染の大きさに危機感を抱いた結果で、妥当な判断だと思う」と述べました。

また、すでに感染が拡大している中での一時停止の判断が妥当かどうかについて、櫻田代表幹事は「進むも地獄、引くも地獄で判断を遅らせると、もっとひどくなる。早くやったらよかったのか、遅ければよかったのかは結果論だ」と述べ、極めて難しい判断だったとの考えを示しました。

そのうえで「どういう手があるか、それぞれ国民が考えることも必要だが、判断するにはデータやファクトが足りない」と述べ、感染防止の対策について、国民が判断しやすい情報の開示が重要だという認識を強調しました。