英製薬大手アストラゼネカ 米製薬会社を約4兆円で買収

イギリスの製薬大手アストラゼネカは、アメリカの製薬会社アレクシオン・ファーマシューティカルズを買収すると発表しました。買収総額はおよそ4兆円で、免疫学の分野での存在感を高めたいとしています。

アストラゼネカは12日、アメリカのアレクシオンを買収すると発表しました。

買収総額は390億ドル、日本円でおよそ4兆円で、来年の7月から9月に手続きを完了するとしています。

アストラゼネカは、希少疾患の治療薬開発を強みとするアレクシオンを買収することで、経営基盤の強化につなげるねらいで、ソリオCEO=最高経営責任者は「今回の買収で免疫学の分野における存在感を高めることができる」とコメントしています。

アストラゼネカはイギリスのオックスフォード大学と共同で新型コロナウイルスのワクチン開発を進めていて、日本は開発に成功した場合、来年1月以降、供給を受ける契約を正式に結んでいます。