新型コロナ 世界の感染者数が累計で7000万人超に 各国警戒

新型コロナウイルスの感染者が世界全体の累計で7000万人を超えました。世界的な感染拡大に歯止めがかからない状況が続く中、各国は、人の移動が増えるクリスマスの休暇を前に警戒を強めています。

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の12日午後3時の時点で、7108万1574人と7000万人を超えました。
亡くなった人は世界全体で159万4777人に上っています。

世界的な感染拡大に歯止めがかからない状況が続いていて、感染者が世界で最も多いアメリカでは9日に、1日当たりの死者数が3100人を超えてこれまでで最も多くなりました。

また、ドイツでも今月に入って1日当たりの死者数がこれまでで最も多くなり、メルケル首相は、小売店の営業を禁止にするなどより厳しい措置が必要になるという考えを示しました。

こうした中、人の移動が増えるクリスマスの休暇でさらに感染が広がるおそれもあると指摘されていて、各国が警戒を強めています。

世界の感染者数は、ことし1月以降、1000万人に到達するまでの日数は166日でしたが、その後、増加するペースは徐々に速まっていて、6000万人から7000万人までは16日と、これまでで最も短くなりました。