政府「Go Toトラベル」大阪市除外 延長で調整

新型コロナウイルス対策をめぐり政府の分科会は、感染状況が高止まりしている地域は「Go Toトラベル」の対象から除外することなどを提言しました。

政府は、大阪市を除外する措置を延長する方向で調整し、札幌市については、感染状況などを見極めて判断する方針です。

新型コロナウイルス対策をめぐり政府の分科会は、11日、感染が急速に拡大している地域で、来週以降も感染状況が高止まりしている場合は、引き続き、「Go Toキャンペーン」の対象から除外することなどを提言しました。

これを受けて、政府は、来週15日に、「Go Toトラベル」の対象から大阪市と札幌市を除外する措置が期限を迎えることなどから、週明けにも対策本部を開いて、都道府県と連携して対応を検討する方針です。

このうち、大阪市については、大阪府の吉村知事が、当面、再開は困難だという認識を示していることから、対象から除外する措置を延長する方向で調整しています。

また、札幌市については、感染状況や医療体制のひっ迫状況などを見極めるとともに、北海道の鈴木知事の意向も確認して最終的に判断することにしています。

一方、各地で行われている飲食店への営業時間の短縮要請の扱いは、感染状況や地域経済への影響も考慮しながら都道府県と調整が行われる見通しです。