河井元法相裁判 市議「厳しい選挙で最後までとの意味合いも」

公職選挙法違反の罪に問われている河井克行元法務大臣の裁判で、証人として出廷した呉市議会議員は、参議院選挙が迫った3日前に元大臣から現金を受け取ったと認め、「厳しい選挙だったので最後までという意味合いもあると思った」と証言しました。

元法務大臣の河井克行被告(57)は、妻の案里被告(47)が初当選した去年の参議院選挙をめぐって公職選挙法違反の買収の罪に問われ、無罪を主張しています。

11日の裁判では、呉市議会の土井正純議員が証人として出廷し、参議院選挙3日前の去年7月18日に、呉市内の案里議員の事務所で元大臣から現金30万円を受け取ったことを認めました。

土井議員は案里議員を応援していて、現金を受け取った時の状況について「私が『呉市では案里議員がトップでいけますよ』など選挙情勢について話した後、元大臣から無言でテーブルに封筒を差し出された。選挙を一生懸命応援したことと、厳しい選挙だったので最後までという意味合いもあると思った」と証言しました。

また、元大臣の弁護士が検察の取り調べの調書では現金を受け取った心境として「国会議員のくせにたった30万円か。少ないな」と供述していることについて尋ねると、土井議員は「私には、それだけの価値しかないのかということを言ったのだと思います。違法な金だという認識はあった」などと答えました。