東京都 新型コロナ 65歳以上の感染確認 第2波の倍近くに

東京都内で新型コロナウイルスの感染が確認された65歳以上の高齢者は、先月は、「第2波」がきていたことし8月の2倍近くにのぼったことが都のまとめで分かりました。

都内では、若い世代が中心だったこの夏とは異なり、このところ中高年にも感染が広がっています。

このうち65歳以上は、9日はじめて100人を超えて103人となるなど、重症化のリスクが高い高齢者の感染が目立っています。

都が、65歳以上の人数をまとめたところ、先月1か月は前の月より590人増えて1348人でした。「第2波」がきていたことし8月の734人と比べると1.8倍に増加しています。

また、感染が確認された全員に占める割合をNHKが調べたところ、8月が9%だったのに対し、先月は13.7%、今月は9日までで15.7%に上昇しています。

要因について、都は、医療機関や高齢者施設、それに家庭内での感染が広がっているほか、旅行や会食で感染するケースがあることもあげています。

都は、特に高齢者に対しては不要不急の外出を控えるよう呼びかけるとともに、家庭内でも感染防止対策を徹底するよう呼びかけています。