北海道 旭川市も不要不急の外出自粛など要請の方向で調整

新型コロナウイルスのクラスターが相次ぎ、医療体制がひっ迫する北海道旭川市について、北海道は、札幌市と同様、感染のリスクを避ける対策がとれない場合の不要不急の外出やほかの地域との行き来を控えるよう道民に要請する方向で調整に入りました。

北海道は今月11日までを集中的な対策期間として、特別措置法に基づいて感染リスクを避ける対策がとれない場合に札幌市内での不要不急の外出を控えることなどを要請しています。

しかし、感染拡大に歯止めがかからないことから、北海道は対策期間を今月25日まで2週間延長する方針を固めました。

特に旭川市では、医療機関などで大規模なクラスター=感染者の集団が相次ぎ、医療体制がひっ迫する事態となっていることから、札幌市と同様に感染リスクを避ける対策がとれない場合に不要不急の外出やほかの地域との行き来を控えるよう要請する方向で調整に入りました。

また、北海道は札幌市内の接待を伴う飲食店に求めている休業要請や、繁華街・ススキノの飲食店への営業時間などの短縮要請も継続する方向で、追加の協力支援金などをめぐり札幌市と詰めの協議を行っています。

北海道は10日にも対策本部会議を開いて、対策期間の延長や要請の内容を決定したうえで、鈴木知事が記者会見で道民や事業者に協力を呼びかけることにしています。