コロナ 官房長官 大阪と北海道に自衛隊 要請ありしだい派遣へ

新型コロナウイルス対策で、加藤官房長官は午前の記者会見で、厳しい感染状況が続いている北海道と大阪府では自衛隊の派遣要請が検討されているとして、要請がありしだい速やかに派遣するための準備を行っていることを明らかにしました。

この中で加藤官房長官は、北海道の感染状況について「直近1週間の感染者数は、その前の週と比較してわずかに減少傾向だが、依然として厳しい状況が続いている。特に旭川市では大規模な医療機関のクラスターが継続し、現在も予断を許さない状況にある」と述べました。

また、大阪府の感染状況について「12月1日から6日連続で300人を超えるなど、増加傾向が続いており、重症者も12月6日で141人と過去最多となるなど、厳しい状態が続いている」と述べました。

そのうえで加藤官房長官は、「現在、大阪府と北海道で自衛隊の派遣要請についての検討がなされていると承知している。政府としては、要請がありしだい速やかに派遣を行うべく準備をしている」と明らかにしました。

そして「引き続き大阪府と北海道と緊密に連携し、重症者や死亡者の発生を可能なかぎり食い止めるため、感染拡大防止に全力で取り組みたい」と強調しました。