大阪の“赤信号”点灯後も 京都 嵐山には全国から多くの観光客

新型コロナウイルスの感染者数が増え、大阪府などが不要不急の外出や往来を控えるよう呼びかける中、京都の観光名所・嵐山には全国から多くの観光客が訪れています。

京都市右京区の嵐山は、紅葉シーズンのピークは過ぎたものの、6日も多くの観光客が訪れ、桂川にかかる渡月橋や山の紅葉の景色を楽しんでいました。

熊本市から訪れた家族連れは「感染が増えていることの不安はありましたが、移動のためにタクシーを貸し切り、人混みを避けて楽しんでいます」と話していました。

また、東京と神奈川から訪れた20代の男女は「ふだん電車で通勤するよりこういう開けたところの方が密集を避けられると思うのでマスクや消毒などを心がけて旅行したいです」と話していました。

嵐山商店街の石川恵介副会長は、大阪府の「赤信号」点灯の後、急に観光客が減ったという印象はないとしたうえで「大阪に比べると京都ではまだ感染者が少なく、自然をゆったり楽しめる嵐山が人気を集めていると思います。ただ、それが感染リスクにもつながるので、店舗側も感染を徹底し、お客さんにもマスク着用や消毒を呼びかけていきたい」と話していました。