免田栄さん 老衰のため死去 95歳 死刑囚として初の再審無罪

死刑囚として初めて再審=裁判のやり直しで無罪となった免田栄さんが5日、老衰のため福岡県大牟田市の高齢者施設で亡くなりました。95歳でした。

免田栄さんは、昭和23年に熊本県人吉市で夫婦2人が殺害されたいわゆる「免田事件」で死刑判決が確定しましたが、無実を訴え続け、35年後の昭和58年に死刑囚として初めて再審で無罪となりました。

その後、免田さんは、自身の体験や死刑の廃止を訴える本を出版したほか、人権の大切さを訴える講演などを各地で行ってきました。

免田さんは妻とともに大牟田市の高齢者施設に入所していましたが、妻の玉枝さんと施設によりますと、5日昼前、老衰のため亡くなったということです。95歳でした。

妻の玉枝さんは「けさも柔らかいものを食べて、顔もやせていませんでした。さみしくなります」と話していました。