「吉本坂46」公演でクラスター 12人が新型コロナに感染

吉本興業は、11月に都内で開かれた「吉本坂46」の公演に出演した12人が、新型コロナウイルスに感染したことを明らかにしました。

吉本興業によりますと、感染が確認されたのは先月27日に、東京・千代田区の劇場・よしもと有楽町シアターで開かれた「吉本坂46定期公演」の出演者12人です。

公演の2日後の先月29日に出演者の1人が発熱しPCR検査を受け、今月2日に陽性と診断されました。

その後、複数の出演者が体調不良を訴え、検査を受けた結果、4日までに12人の感染が明らかになりました。

さらに社員1人の感染も確認されていて、保健所から感染者の集団=クラスターが発生したと認定されたということです。

公演の観客は、保健所が濃厚接触者には当たらないと判断したということですが、吉本興業は個別に連絡し、希望者にはPCR検査を案内するとしています。

また、よしもと有楽町シアターは5日から1週間、休館にするということです。

吉本興業は「政府のガイドラインにのっとったうえで、専門家の意見を聞きながら感染防止に努めてまいりましたが、お客様や所属タレントなどの安全確保を最優先に感染予防や拡大防止をさらに徹底して努めていきます」などとコメントしています。