日本製鉄 高炉1基再開へ 新型コロナで一時的に停止 茨城 鹿嶋

鉄鋼最大手の日本製鉄は、新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な景気の落ち込みで、一時的に操業を停止している茨城県鹿嶋市の製鉄所の高炉1基を、来年1月下旬をめどに再開させることを決めました。

発表によりますと日本製鉄は、鹿嶋市にある東日本製鉄所鹿島地区で操業を停止している高炉1基について来年1月下旬をめどに再開させます。

会社では、感染拡大による世界的な景気の落ち込みを受けてことし4月以降、千葉県、茨城県、和歌山県にある合わせて3基の高炉の操業を一時的に停止しました。

その後、自動車向けを中心に鉄鋼の需要が回復しているとして先月、千葉県君津市の製鉄所の高炉1基を再開していました。

今回の鹿嶋市の高炉の再開は、需要の回復が一段と進んでいることを受けたもので、日本製鉄では、操業停止が続いている和歌山県の高炉についても、今後の需要の動向を見ながら再開を判断するとしています。