プエルトリコの巨大電波望遠鏡「アレシボ天文台」が倒壊

アメリカの自治領、プエルトリコにある巨大電波望遠鏡「アレシボ天文台」が倒壊し、長年にわたり天文学の発展に貢献してきた望遠鏡の倒壊に、専門家からは落胆の声があがっています。

アレシボ天文台は1963年にプエルトリコに建設された直径305メートルの反射面を持つ巨大な電波望遠鏡で、2016年にさらに大きなものが中国に建設されるまで、世界最大の電波望遠鏡として各国の研究者に利用されてきました。

天文台を運営するアメリカ科学財団によりますと1日午前8時ごろ、反射面の上につり下げられているおよそ900トンの設備が落下し、反射面を破壊しました。

地元メディアが撮影した映像からは、反射面に大きな穴が空き、周りの構造がひしゃげている様子が確認できます。

アレシボ天文台では地球外生命体を探す研究が多く行われ、かつては遠く離れた星団に向けて電波を使ったメッセージが送られたこともありますが予算の削減で維持管理が難しくなったとして、先月には、望遠鏡の解体計画が公表されていました。

この天文台は、さまざまな映画の撮影の舞台になったこともあり、ツイッターには多くの専門家や天文ファンの悲しみや落胆の声が投稿されています。