昨年度の「介護費用」10兆5000億円 過去最高を更新

高齢化が急速に進む中、昨年度の「介護費用」は10兆5000億円で、前年度から3500億円余り増えて、過去最高を更新したことがわかりました。

厚生労働省によりますと、「要介護」や「要支援」の認定を受けた人で、昨年度、介護サービスなどを受けた人は、前の年度より13万7000人余り多い611万1100人でした。

この結果、利用者の自己負担分を含めた介護費用の総額は、3559億円増えて、過去最高の10兆5095億円に上っています。

介護費用が増えるのは13年連続で、調査を始めた平成13年度に比べると、2.4倍に増加しているということです。

デイサービスやショートステイなどでは、新型コロナウイルスへの感染を恐れる高齢者が利用を控える動きも見られましたが、高齢化による利用者の増加の影響が上回りました。

高齢化がピークを迎える2040年度には、自己負担分を除いた介護費用がおよそ25兆円に達すると推計され、費用の伸びをいかにおさえながらサービスの質を維持していくかが切実な課題になっています。