コロナで中止の全国女子駅伝 代替大会の中長距離競技会開催へ

新型コロナウイルスの影響で中止となった、全国女子駅伝の代替大会として大会が予定されていた来月、同じ京都市で陸上の中長距離の競技会が開かれることになりました。

都道府県対抗で争われる全国女子駅伝は、京都市の「たけびしスタジアム京都」をスタートとフィニッシュに、毎年1月に開催されてきましたが、来年は新型コロナウイルスの影響で中止となりました。

こうした中、地元の陸上協会などは大会が予定されていた来年1月17日に「たけびしスタジアム京都」で、代替大会として陸上女子の中長距離の競技会を開催すると発表しました。

競技会では中学生と高校生が出場する3000メートル、高校生に加え実業団など一般の選手が出場する5000メートル、一般の選手が出場する1万メートルが実施される予定です。

一方、感染予防のために参加制限が設けられ、一般の選手は主に京都府の近隣に通勤や通学をしていること、中学生や高校生は近畿の各府県に在学していることが条件となっています。

また、観客については検温や体調確認などをしたうえで、場所を制限してスタジアムに入場できるようにする予定だということです。

競技会の事務局は「駅伝に参加できない選手に少しでも走る機会を与えたいと開催を決めた。感染対策を行って今後の大会運営にもつなげていきたい」とコメントしています。