連合 来年春闘でベースアップ相当2%程度賃金引き上げ方針決定

労働団体の「連合」は、いわゆる「エッセンシャルワーカー」などの待遇改善を進めるため、来年の春闘で「ベースアップ」に相当する分として、2%程度の賃金引き上げを要求する方針を正式に決定しました。

「連合」は1日、千葉県浦安市で中央委員会を開き、都道府県の労働組合の代表などが出席しました。

この中で「連合」の神津会長は「賃金の格差は拡大を続けていて、これを放置し続ければ社会の安定性が大きく損なわれかねない」と述べ、医療や物流などで働く、いわゆる「エッセンシャルワーカー」や、非正規労働者の待遇改善を進めるべきだと訴えました。

続いて、来年の春闘方針について意見が交わされ、定期昇給分を維持したうえで、基本給を引き上げる「ベースアップ」に相当する分として、2%程度の賃金引き上げを要求する方針を正式に決定しました。

連合によりますと「ベースアップ」の要求は8年連続となります。

また、正社員と非正規労働者の待遇の格差を是正するため、企業内のすべての労働者を対象に、最低賃金を時給1100円以上にすることも求めることにしています。

「連合」に加盟する労働組合は、この方針をもとに来年2月までに経営側に要求書を提出しますが、新型コロナウイルスの影響で業績が悪化する企業が相次ぐ中、働く人たちの賃金引き上げに、どこまでつながるのかが焦点となります。