新型コロナ 週末の人出 東京近郊の観光地で大きく減少

政府が「勝負の3週間」として新型コロナウイルスの感染拡大の対策を呼びかけて最初の週末、関東各地の人出はどうなったのか。携帯電話のデータの分析では、先週の3連休と比べ東京近郊の観光地を中心に大きく人出が減っていました。

IT関連企業の「Agoop」は利用者の許可を得て集めた携帯電話の位置情報をもとに、各地の人の数を個人が特定されない形で推計しています。

29日の関東各地の人出を先週22日・日曜日と午後3時台で比べたところ、東京などの繁華街では大きな増減が見られないところが多く、渋谷駅周辺は8%の減少にとどまったほか、さいたま市の大宮駅周辺ではほぼ変化がありませんでした。

一方、東京近郊の観光地では各地で大きく人が減り、減少した割合は、静岡県の熱海温泉で48%となったほか、横浜市の元町・中華街駅周辺で38%、東京のお台場と神奈川県の箱根湯本で29%となっていました。