京都 嵐山 紅葉の名所に大勢の観光客 コロナ対策不安の声も

政府が新型コロナウイルスの3週間の集中的な対策を呼びかけてから最初の日曜日の29日、紅葉の名所として知られる京都の嵐山には、大勢の観光客が訪れていて、地元の商店街からは、不安の声も聞かれました。

京都市右京区の嵐山には、紅葉シーズンで連日、大勢の観光客が訪れていて、日曜日の29日も、桂川にかかる渡月橋や商店街は、買い物を楽しむ人たちでにぎわっています。

東京から観光で訪れた男性は、「紅葉を見るため、「Go Toトラベル」キャンペーンを使ってきました。思ったより人が多く、感染対策はしっかりしたい」と話していました。

また、和歌山から訪れた女性は、「感染者が増えていて不安でしたが、どうしても紅葉が見たくて来ました。子どももいるので、しっかり対策して、密にならないようにしたい」と話していました。

一方、商店街の店主からは、政府が、3週間の集中的な対策を呼びかけている中で、大勢の観光客が訪れていることについて、不安の声も聞かれました。
このうち、竹細工の土産物店を経営する石川恵介さんは、「大阪などで「Go Toトラベル」キャンペーンが一時停止となったことで、京都に来る人が増え、感染が拡大して、再び休業要請が出ることにならないか不安です」と話していました。