「桜を見る会」の懇親会 指摘おそれ平成26年分以降不記載

「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐり、安倍前総理大臣側が費用の一部を負担していたことについて、安倍事務所の関係者が、政治資金収支報告書に記載すれば不適切な支出だと指摘されるおそれがあったため、平成26年分以降は記載しないことにしたなどと、周囲に説明していることが関係者への取材で新たに分かりました。東京地検特捜部は、記載が行われなくなった詳しい経緯を調べているものとみられます。

「桜を見る会」の前日夜に支援者らが参加して開かれた、安倍前総理大臣の後援会主催の懇親会をめぐっては、去年までの5年間にかかった懇親会の費用のうち、少なくとも800万円以上を安倍氏側が負担したとみられることが明らかになっています。
懇親会は7年前の平成25年以降、都内のホテルで毎年開催されましたが、安倍事務所の関係者が費用の負担について、政治資金収支報告書に記載すれば不適切な支出だと指摘されるおそれがあったため、事務所内の一部で話し合い平成26年分以降は記載しないことにしたなどと、周囲に説明していることが関係者への取材で新たに分かりました。
安倍氏が代表を務める資金管理団体「晋和会」の、平成25年分の収支報告書には82万9000円余りを「会合費」として、ホテル側に支払ったことが記されていましたが、平成26年分以降、懇親会を主催した「安倍晋三後援会」や、「晋和会」の収支報告書に、懇親会の収支は記載されていないということです。
関係者によりますと、東京地検特捜部の調べに対し、後援会の代表を務める安倍氏の公設第1秘書は「事務所側の負担分は後援会の収支報告書に記載すべきだった」などと、説明しているということで、特捜部は記載が行われなくなった詳しい経緯を調べているものとみられます。