保育施設に保護者のリモートワークスペース設置へ 千葉 松戸

新型コロナウイルスの影響が続く中、子育てをしながら在宅勤務する人を支援しようと、千葉県松戸市は来月から一部の保育施設に、保護者がリモートワークできるスペースを設けることになりました。

松戸市では、新型コロナウイルスの影響で、自宅で子育てをしながら在宅勤務を行う保護者などから「在宅勤務中に子どもを預かってほしい」とか、「子どもの見える場所で落ち着いて仕事をしたい」といった声が寄せられていました。

こうした声を受けて市は、市内5か所の保育施設に、保育園児と幼稚園児の保護者や一時保育を利用する保護者が子どもを預けながらリモートワークを行うことができる「コワーキングスペース」を設けることになりました。

25日は内覧会が開かれ、参加した40代の女性は「家にいると息が詰まってしまうが、子どもを預けた場所で仕事できる環境があるのは安心できる」と話していました。

このスペースにはインターネット環境も整えられ、利用料は1回4時間以内で500円で、予約制にするということです。

松戸市保育課の山内将課長は「在宅勤務が定着していく中で子育てと在宅勤務の両立を支援していきたい」と話していました。