大阪府 コロナ重症者最多に 27日から飲食店の営業時間短縮要請

大阪府では24日、新型コロナウイルスの感染者が新たに210人確認され、重症患者は24日の時点で103人と、これまでで最も多くなっています。

大阪府はさらなる感染拡大を防ぐため、大阪市内の繁華街にある飲食店などを対象に、27日から15日間、営業時間の短縮を要請することを決めました。

大阪府は24日、新たに210人の感染と4人の死亡を発表しました。

また大阪府内の重症患者の数は24日の時点で103人とこれまでで最も多くなっているほか、医療体制がどの程度ひっ迫しているかの目安の一つになる、重症患者専用の病床の使用率は50.0%となり、この1週間で16.5ポイント上昇しました。

こうした状況を受けて、大阪府は27日から来月11日までの15日間、キタとミナミの繁華街がある大阪・北区と中央区の、酒類の提供や接待を伴う飲食店を対象に、営業時間を午後9時までとするよう要請することを決めました。

一方、政府はGo Toトラベルをめぐり、大阪市と札幌市を目的地とする旅行を、来月15日までの3週間、割り引きの対象から外すことを決めました。

さらに兵庫県は住民に対し、東京や大阪など感染が拡大している地域への不要不急の往来の自粛を要請することを決めるなど、各地で感染拡大を防ごうとする動きが広がっています。