株価 終値 ことしの最高値 新型コロナワクチンへの期待で

24日の東京株式市場は、新型コロナウイルスのワクチン開発への期待から幅広い銘柄に買い注文が出て、日経平均株価は600円以上値上がりし、終値としてことしの最高値を更新しました。

24日の東京株式市場は、新型コロナウイルスのワクチンの開発が進み、経済活動が正常化することへの期待などから、幅広い銘柄に買い注文が出て、日経平均株価は午後に700円以上値上がりする場面もありました。

その後、いったん利益を確定しようと売り注文も出て、結局、日経平均株価の24日の終値は、先週末の終値より638円22銭、高い、2万6165円59銭でした。

日経平均株価は終値としてことしの最高値を更新しました。

また、東証株価指数=トピックスは、35.01、上がって、1762.40。

トピックスも、ことし1月以来10か月ぶりにことしの最高値を更新しました。

1日の出来高は13億9869万株でした。

市場関係者は「世界的な金融緩和で資金が株式市場に流れ込んでいることもあって、株価は上昇基調を維持しており、日経平均株価が1営業日で600円以上上昇したのは、ことし6月以来だ。ただ、政府が『Go Toトラベル』の新規予約の一時停止を決めるなど、感染の再拡大が及ぼす経済への影響を警戒する投資家も多く、今の株価の上昇は過熱ぎみだという見方も出ている」と話しています。