中国 無人の月面探査機打ち上げ 土壌のサンプル持ち帰り目指す

中国は、月面に着陸して土壌のサンプルを持ち帰ることを目指す無人探査機を24日朝早く打ち上げました。中国は宇宙開発を強化していて、アメリカやロシアなどとの競争が一層激しくなりそうです。

国営の中国中央テレビによりますと、日本時間の24日午前5時半、中国南部の海南島の発射場から無人の月面探査機「嫦娥5号」が打ち上げられました。

「嫦娥5号」は、月面に着陸し、表面の土壌のサンプルを採取して地球に持ち帰る「サンプルリターン」と呼ばれる探査を計画しています。

中国は去年、電波が直接届かないため地球との通信が難しいとされる月の裏側への探査機の着陸を世界で初めて成功させるなど、月の探査計画を宇宙開発の重要な柱としています。

月の探査をめぐっては、アメリカが主導して、月を周回する新たな宇宙ステーションを建設するほか、再び月面に宇宙飛行士を送る「アルテミス計画」に日本も参加を表明するなど、重要性が高まっています。

中国政府は、2030年までに世界の宇宙開発をリードする「宇宙強国」の仲間入りを果たすという目標を掲げていて、今後、アメリカやロシアなどとの宇宙での開発競争が一層激しくなりそうです。