サンタクロースがメッセージ “善意と助け合いの気持ち”

クリスマスを1か月後に控え、フィンランド政府公認のサンタクロースがNHKのオンラインインタビューに応じ、ことしは新型コロナウイルスの影響で世界各地を回れないとしながらも「善意や助け合いの気持ちがクリスマスの精神です」と呼びかけました。

フィンランド北部のラップランド地方にはサンタクロースのふるさととされる村があり、ここに住む政府観光局公認のサンタクロースは例年、世界各地を回って子どもたちにプレゼントを配っています。

しかし、ことしは新型コロナウイルスの影響でサンタクロースも移動が制限されているということで、このたび、NHKのオンラインインタビューに応じました。

サンタクロースは「みんなの笑顔が見られなくて悲しい」としながらも、「クリスマスの本当の意味はお互いに優しくし、尊敬し、笑顔を見せ、いい行いをすることです。いいことをしたら必ず自分に返ってきます」と強調しました。

そして、「私たちの心には、善意や助け合いの気持ちがいつもあります。そのクリスマスの精神を、みんなに送ります」と話しました。

フィンランド政府観光局はクリスマスに向けて、サンタクロースが世界中から寄せられた大切な人へのメッセージをユーチューブで読み上げたり、サンタクロースとオンラインで話せる機会を設けたりするなどの催しを企画し、ホームページで申し込みを受け付けています。