京都 新人舞妓が公演 コロナ影響で初舞台

新型コロナウイルスの影響で、公演の機会が失われていた京都の花街の舞妓たちが出演する特別公演が京都市内で行われ、新人の舞妓たちがかれんな舞を披露しました。

この特別公演は、新型コロナウイルスの影響で、春と秋の舞踊公演が中止となる中、初舞台を踏めずにいた舞妓たちに出演する機会を設けようと京都伝統伎芸振興財団が企画しました。

23日は、会場となった京都市中京区にある先斗町歌舞練場に京都にある5つの花街から新人の舞妓25人が集まり、出演しました。

舞妓たちは色鮮やかな着物を身にまとって唄に合わせて踊りを披露し、集まった観客たちはかれんな舞に見入っている様子でした。

会場は感染防止のために座席と座席の間に一定の間隔が設けられて、観客が定員の半分に限られ、公演の様子はオンラインでもライブで配信されました。

23日が初舞台だという舞妓の秀芙美さんは「すごい緊張しましたが、舞台に立たせていただき勉強になりました」と話していました。

また、別の舞妓の市彩さんは「春と秋の踊りが中止になったと知った時は、寂しさと悔しさもありましたが夢舞台に出させていただき、とてもありがたいです」と話していました。