東京都 新型コロナ 314人感染 7日間平均の441.6人は過去最多

東京都は、23日、都内で新たに314人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。月曜日の発表人数としては初めて300人を超えたほか、23日までの7日間の平均は441.6人とこれまでで最も多くなりました。

東京都は、23日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女あわせて314人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では、
▽10歳未満が5人、
▽10代が31人、
▽20代が65人、
▽30代が58人、
▽40代が41人、
▽50代が63人、
▽60代が24人、
▽70代が17人、
▽80代が9人、
▽90代が1人です。

314人のうち、
▽およそ47%にあたる148人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、▽残りのおよそ53%の166人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く40人、次いで、
▽「職場内」が32人、
▽「施設内」が17人
▽「会食」が11人、
▽夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者が5人、などとなっています。

23日までの7日間平均は441.6人 過去最多

都内で1日の感染の確認が300人を超えるのは6日連続です。

月曜日は、土曜日や日曜日に休診の医療機関が多いため、発表人数が比較的少ない傾向がありますが、23日の314人は月曜日としては初めて300人を超えました。

さらに、感染の確認は23日までの7日間の平均で441.6人とこれまでで最も多くなりました。

都の担当者は「これまで連休の最終日は少なめだったので、きょうの人数は多いと認識している。基本的な感染予防策の徹底に努めてもらいたい」と話しています。

これで都内で感染が確認されたのはあわせて3万8022人になりました。

一方、都の基準で集計した23日時点の重症の患者は22日より1人増えて41人でした。

また、23日は死亡が確認された人はいませんでした。
東京都によりますと、都内で23日までに感染が確認された3万8022人のうち、入院中の人は22日より21人増えて1483人です。

入院患者のうち都の基準で集計した重症の患者は22日より1人増えて41人です。

都は23日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を確保しているということです。

自宅で療養している人は22日より30人増えて750人で、これまでで最も多くなりました。

都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人はきのうより54人増えて886人で、過去最多となりました。

医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は22日より3人減って829人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は3万3595人となっています。

小池都知事「重症者の病床確保がいちばん重要」

東京都の小池知事は記者団に対し「きょう時点の重症の患者が残念ながらきのうより1人増えて41人となった。早く回復されることを祈っている。重症者の病床を確保することが1番重要だと考えている」と述べました。