Go Toトラベル 政府 数日中に方向性 全国知事会も対応協議へ

「Go Toトラベル」をめぐって、政府は数日中に、感染拡大地域を目的地とする新規予約の一時停止などの方向性を示す方針です。一方、全国知事会の飯泉会長は「北海道であれば札幌、愛知県であれば名古屋を外すという選択もあってもいいのではないか」と述べるなど、地域を絞った形での対策を求めており、知事会は23日、対応を協議することにしています。

「Go Toトラベル」について政府は、新型コロナウイルスの感染拡大地域を目的地とする旅行の新規予約を一時停止するなどの措置を導入することにしています。

これに向けて政府は、予約済みの旅行を取りやめた場合のキャンセル料の扱いなどについて数日中に方向性を示す方針で、西村経済再生担当大臣は22日、「今、観光庁で大至急詰めている」と述べました。

そのうえで西村大臣は、新たな措置について「都道府県知事が域内の感染や病床の状況をいちばん分かっており、まずは知事にしっかり判断していただきたいと考えており、状況をヒアリングしながら連携して対応したい」と述べました。

一方、全国知事会の飯泉会長は「例えば、北海道であれば札幌、愛知県であれば名古屋を外すという選択もあってもいいのではないか」と述べました。

飯泉会長は政府に対し、地域を絞った形での効果的な対策を求めており、全国知事会は23日、新型コロナウイルスの緊急対策本部の会合を開いて、「Go Toトラベル」への対応などについて協議することにしています。