グアテマラ 市民が抗議活動 “一部が暴徒化”と地元メディア

中米のグアテマラでは、教育や医療に充てる予算を削減するとした政府に対して、市民が大規模な抗議活動を行い、地元のメディアは、参加者の一部が議会が入った建物に放火したと伝えています。

AP通信などによりますと、グアテマラの首都グアテマラシティーで21日、ジャマテイ大統領の辞任を求める抗議活動が行われ、およそ7000人が参加しました。

集まった人たちは、グアテマラ政府が、教育や医療に充てる予算を削減しようとしたことに加えて、感染が広がる新型コロナウイルスへの対策が不十分だとして、抗議したということです。

地元メディアは、参加者の一部が暴徒化し、議会が入った建物に放火したと伝え、現地からの映像では、建物から炎が激しく噴き出しているのがわかります。

これについて、ジャマテイ大統領は自身のツイッターに「デモを行う権利は法の下で認められているが、公共物を破壊する行為は許されない」と投稿しました。

グアテマラでは、今月上旬にハリケーン「エタ」が接近し、死者・行方不明者は、合わせて150人以上に上ったほか、住宅が壊れるなど大きな被害が出ました。

こうした状況にもかかわらず、国民生活のための予算を減らそうとした政府に国民の不満が高まっていて、さらなる治安の悪化も懸念されています。