“コロナ影響でバイトできず”困窮学生に食材提供 北海道 函館

新型コロナウイルスの感染拡大の影響でアルバイトがなくなるなど、経済的に困窮している大学生に食材などを無料で提供する支援活動が、北海道函館市にある大学で行われました。

この支援活動は、函館市の大学関係者などでつくる市民グループが企画し、会場の北海道教育大学函館校では22日、地元の農家や企業が寄付した野菜やインスタント食品、マスクや衣料品などが無料で提供されました。

会場には、新型コロナウイルスの影響で、アルバイトがなくなったという大学生などが訪れ、食品などが詰まった袋を受け取ると、笑顔で「ありがとうございます」とお礼を伝えていました。

受け取った女子大学生は「アルバイトができなくて、収入がなくなる中、食材を無料で提供してもらえるのはとてもありがたいです」と話していました。

また、別の女子大学生は「活動を企画してくれたスタッフの方々と話す機会もできて、心が温かくなりました」と話していました。

企画した市民グループ「学生食糧支援プロジェクト実行委員会」の鈴木亙さんは「学生から、アルバイトの日数が減って生活するのが大変だという話を聞いて、この企画を考えました。笑顔を見ることができてよかった」と話していました。