新型コロナ影響 ブラジルでサンタクロースがリモート活動

南米ブラジルではクリスマス商戦が始まっていますが、新型コロナウイルスの影響で、ことしはサンタクロースがリモートでの活動を余儀なくされています。

キリスト教徒が多いブラジルでは、クリスマスを盛大に祝う習慣があり、多くの大型ショッピングセンターに11月から12月にかけてサンタクロースが登場します。

例年は、直接子どもたちと写真を撮ったり、会話を楽しんだりするサンタクロースですが、ことしは新型コロナウイルスの影響でリモートでの活動を余儀なくされています。

サンパウロ中心部の大型ショッピングセンターでは、クリスマスの飾りつけが施されたスペースの中央に大型のスクリーンが設置され、子どもたちが前に立つとサンタクロースが画面に現れ、どんなプレゼントが欲しいかなどと尋ねていました。

訪れた8歳の女の子は「話ができてとても幸せです。サンタが新型コロナにかからず、無事で本当によかったです」と話していました。

別のショッピングセンターでは、予約しておくと中継でサンタクロースと自由に会話できるサービスも登場していて、子どもたちが、例年とは違う形で一足早いクリスマス気分を楽しんでいます。