イスラエル パレスチナ和平交渉 サウジ外相「日本の役割期待」

G20サミット=主要20か国の首脳会議で議長国を務めるサウジアラビアのファイサル外相は中断するイスラエルとパレスチナの和平交渉の再開に向けて日本が果たす役割に期待を示しました。

サウジアラビアのファイサル外相は、21日、オンライン形式でNHKの単独インタビューに応じました。

この中でファイサル外相は、イスラエルとパレスチナの和平交渉について「日本はイスラエルとパレスチナと良好な関係であることから、議論できる環境を整え、双方を交渉のテーブルに戻して国際社会に貢献するという重要な役割を果たすことができる」と日本の役割に期待を示しました。

また、UAE=アラブ首長国連邦など3か国が長年対立してきたイスラエルとの国交正常化に合意したことについて、「イスラエルが入植地の併合から手を引くことが合意に盛り込まれたのは非常に重要だった」と述べ、評価する考えを示しました。

その一方で、サウジアラビアとイスラエルの国交正常化については、「東エルサレムを含むパレスチナ国家が樹立され、パレスチナ問題が解決されれば、国交を正常化する」と述べ慎重な姿勢を崩しませんでした。

また、サウジアラビアが発電用の燃料として「水素」を多く含むアンモニアを環境に負荷をかけない形で生産して輸出する計画を進めていることに関連して、ファイサル外相は「日本は環境にやさしい、持続可能なエネルギー政策を進めていることから極めて重要なパートナーだ」と述べ、輸出先として水素エネルギーの普及を目指す日本に期待を示しました。