トランプ大統領 選挙人投票で有利になるよう働きかけか

アメリカのトランプ大統領は、民主党のバイデン氏が勝利を確実にしたミシガン州の共和党の州議会議員と面会しました。大統領選挙で不正があったとして起こした裁判が、次々と退けられるなか、大統領を正式に選ぶ来月の選挙人による投票で、自分に有利になるよう働きかけたと見られていますが、議員らは、投票結果を尊重する考えを示しました。

トランプ大統領は20日、民主党のバイデン氏が接戦の末、勝利を確実にした中西部ミシガン州の共和党の州議会議員らと、ホワイトハウスで面会しました。

アメリカの大統領選挙は、2つの州を除き、有権者による一般投票で1票でも多く得票した候補者が、州ごとに割りふられた選挙人のすべてを獲得し、その選挙人による投票で、正式な勝者が決まる仕組みになっています。

主要メディアは、大統領が州議会議員らとの面会で、来月の選挙人による投票をめぐり、自分に有利になるよう働きかけたとの見方を伝えています。

ただ、州議会議員らは面会後、声明を発表し、「選挙結果を変えるに至る情報は得ていない。法律に従い、選挙人をめぐる通常の手続きを進める」として、一般投票の結果を尊重する考えを示しました。

トランプ大統領は、法廷闘争を続ける構えを崩していませんが、裁判では訴えが相次いで退けられているほか、再集計が行われた南部ジョージア州でも20日、バイデン氏の勝利が公式に認定され、専門家やメディアは、結果が覆る可能性は低いと指摘しています。